【買取事例】タカハシ FSQ-106(初期モデル)|1990年台の名機を中古買取
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今回はタカハシ(高橋製作所)の名機「FSQ-106(初期モデル)」を中古で買取させていただいた事例をご紹介いたします。
FSQ-106 初期モデルについて
タカハシのFSQシリーズといえば、天体写真愛好家の間で絶大な人気を誇る鏡筒です。その初期モデルは1990年台に登場したもので、400,000円程で発売されました。30年以上が経過した現在でも根強いファンがいる一本です。
当時の設計ながら、色収差の少なさとフラットな像面が評価され、長年にわたり「天体写真といえばFSQ」と言われてきました。今でも後継機を含めて活躍していますね。
お客様からのご相談と状態確認
今回ご依頼いただいたお客様は「古いモデルなので価値があるのか心配」とのことで、まずはメールにてお問い合わせをいただきました。
事前にお写真を拝見したところ、外観については大きな傷や打痕もなく、保管状態としては良好でした。
ただし、実機を確認した際にレンズ面にうっすらとした曇りが見られました。これは年代物の光学機材では珍しくなく、湿気の影響や長期保管による劣化の一環と考えられます。
査定と減額について
今回の曇りはごく軽度のものであり、観測や撮影に大きく支障が出るレベルではありませんでした。
そのため、大幅な減額には至らず、ごくわずかな減額調整のみで査定額を提示させていただきました。提示の際はメールに実際のお写真も添えてご説明させて頂きました。
お客様としても「古いモデルだから不具合があったら大きく値が落ちるのでは」と懸念されていたようですが、実際には予想よりも高い金額でご売却いただけることとなり、当初の金額より下がってしまいはしたものの、大変ご満足いただけました。
まとめ
今回のFSQ-106初期モデルのように、30年以上前の鏡筒でも保管状態が良好であれば十分査定対象となります。レンズに多少の曇りやカビが見られる場合でも、程度によっては査定額への影響を最小限に抑えることが可能です。
「古いから売れないのでは」と諦めてしまう前に、ぜひ当社へご相談ください。
タカハシ製品をはじめ、歴史ある機材も次のユーザー様へとつなげるお手伝いをさせていただきます。
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