ご覧頂きましてありがとうございます。
今回は当社スタッフも実物を触るのが初めての高級品、三鷹光器のGN-170赤道儀他セットを買取させて頂くことが出来ました!
一応は
アマチュアのユーザー向けに開発された製品と聞いておりますが、生産休止してしまった事も手伝ってか現在でも高嶺の花である事に変わりのない「憧れの高級赤道儀」であります。
そう、かなり高額なんです。間違ってもライトユーザーが手を出す様な代物ではありませんね。一部ショップでは100万円近い売値で販売されているのを見かけたことがあります。
今回こちらをご売却頂いたお客様はお引越しの最中でいらっしゃって、この赤道儀はもう使用しないだろう・・・という事でお問い合わせをくださいました。
最後まで迷われた様ですが、極力ご自身の力でお引越しを行われている中、重くてかさばる赤道儀は計画段階から基本的にはご売却される予定だったとの事。
ただ、手放したら最後、再度入手するのは困難であるという所がギリギリまでご決断出来なかった理由の様です。何せ生産台数が300台程ですからね。
ケースに入れた状態でウェイトまで入れると軽く40Kg以上あろうかと思いますので、確かに一人で運ぶのはかなり重労働ですね。実際買取後に階段で運ぶのがかなりキツかったです・・・。
さて、今回のこのGN-170ですが、正直なところ10年以上ケースにしまったままで動作確認もしていない状態でした。さらに、動力(バッテリー)関連は処分してしまったとの事で動作確認が出来ない状況でした。また、オーバーホールも一度も行っておらず、極軸も対応期間を終了した状態のままでした。
生産休止品はメンテナンスやオーバーホールが難しかったりするので、故障・不具合のある可能性を考えた結果、残念ながらかなり買取額をかなりお下げした形でしか買取が出来ませんでした。
それでもお問い合わせ当日に来てくれるなら、それでも良いというお言葉を頂戴出来ましたので他の買取を済ませた後に直行させて頂きました。
写真の通り、全体的にキレイな状態で大切に扱われているのは十分見て取れました。簡単な可動部のチェックだけ行いお見積り額の満額をお支払いして買取させて頂きました。
後日、バッテリーを用意してチェックしたところ無事通電し再利用可能である事が分かり一安心した次第です。
ただ、さすがに一部オーバーホールすべき箇所がありましたので、そうした処置を終えて無事に再販させて頂きました。
こうした普段なかなか扱えない機種や赤道儀関連のアイテムはお客様ご自身で動作チェックまで行って頂いた方がぐんと買取額が上がるケースがあったりします。
流通量の多い物であれば当社事務所にバッテリーなどを用意しているのですが、互換性が無い場合だったりすると動作チェックがすぐ出来ない為、故障の可能性を織り込まなければなりません。
そういった事を鑑みますと、バッテリーも売る・売らないは別として、お引渡し時に実際に動くところをお見せ頂けると良いかと思います。
鏡筒や三脚・架台、アイピースだけ、とかであれば見た目で判断出来ますので問題ありませんが、動力のある赤道儀などのパーツ等は極力動くかどうか事前にチェックして頂ければ幸いです。
尚、オーバーホールなどを済ませてある場合は、その書面を一緒にお譲り頂けると査定が少し上がったりしますので、書面関係は大切に保管しておかれる事をお勧めいたします。
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