ご覧頂きまして有難うございます。
今回は神奈川県横浜市のお客様より、ビクセンの「R200SS DG」という鏡筒を買取させて頂きました!
こちらの鏡筒ですが、
およそ15年くらい前に発売されていた機種だったかと思います。まあ高級天体望遠鏡としてはまだまだ現役で活動していても何ら不思議ではないといった年代ですね。
しかし、お手入れや管理を怠ると・・・カビや曇りが発生してしまいますので要注意ですね。
今回も発売からは少々年月が経過している機種でしたので、お問い合わせを頂いた際に保管状況とカビ・曇りの有無などを確認をさせて頂きました。
頂いたご返答は・・・「カビと曇り、両方発生してしまってます。」との事でした。また、コレクターPHなどの付属品が紛失してしまった為に一緒にご売却頂けないというご事情もお知らせ頂きました。
一緒にご使用されていたはずの付属品の紛失にお気づきになられていなかったという事は、もしかしてあまり使用していないのでは?と思いお伺いしてみましたが、やはり昔、数回使用した程度で倉庫にしまいこんでしまっていたとの事。そりゃカビや曇りも発生してしまいますね(汗)。
特に防湿剤などの対策も行っていなかったそうで、本来の買取額とはかなり違った金額での買取となってしまいました。
それでも、主鏡の曇りは致命的という程でもなく、また、副鏡の曇りも若干程度であった事が買取額自体をお付け出来る要因となりました。
レンズのカビは正直申し上げて軽視出来るレベルではなかったのですが、クリーニングを行えばどうにか目視・撮影に影響しないレベルには回復出来そうな感じでした。
どうしても白カビってクリーニングしてもカビ跡が残ってしまうんですよね。出来るだけ我々も自社でクリーニングを試みますが、あまりに重症な場合は専門家にお任せするケースがあります。
コストは余計に掛かってしまいますが、状態良く再販したいという信念も持っていますからね!お譲り頂いた大切な天体望遠鏡、出来る限りリカバリーした状態で次にお使いになられるお客様へ引き継がせて頂いております。
ちなみに、数回しか利用していらっしゃらなかったとのお言葉通り、主鏡・副鏡・レンズには問題があったものの、鏡筒やプレートなどの金属部分は非常に綺麗な状態でした。
深緑色の鏡筒、綺麗にホコリを落とすとやっぱり格好いい♪
以前、このブログでも紹介した「R200SS」の鏡筒は白のオーソドックスカラーでしたが、こうした特殊な色ってちょっと素敵と思ってしまいます(ミーハーなんですかね?笑)。
なんでも今回のお客様、別の倉庫に三脚や赤道儀も保管されているとの事なので、その倉庫に行った際に持ち帰って再度当社にご相談頂けるとの事でした♪
なんでも別荘兼倉庫を県外にお持ちだそうで、その別荘での過ごし方の一つとして天体観測を始められたのだそうです。ゆとりのある生活って羨ましい(笑)。
それでも年に数回しか行かない別荘地だと毎回セッティングするのとか面倒ですもんね。数回程度しか使用していない原因がハッキリ分かってしまいました。
K様、三脚と赤道儀のご相談、お待ちしておりますね!この度は有難うございました!
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