ご覧頂きまして有難うございます。
今回の買取品は少々珍しいお品物でございました。
お問い合わせを頂いた際に
お客様より「ダメ元なんだけど・・・」と前置きを頂いてから「オライオンのVX6という天体望遠鏡から取り外した主鏡と副鏡、その他ちょっとした部品だけって買取出来ますかね?」とお尋ねいただきました。
なんでもそのオライオン製の天体望遠鏡を使って天体観測を行おうとセッティングをされていた際に誤って鏡筒の中で主鏡を落としてしまい、鏡筒の方がダメになってしまったのだそうです。
幸い主鏡などのパーツ類には特段ダメージは無かった為、同じ150mm系の鏡筒の利用出来ないかな?と鏡筒から主鏡や副鏡を外して保管されていたそうなのですが、なかなか使う機会が無さそうだ・・・でも捨てるのはちょっと勿体無い・・・との事でしばらくお悩みだった様です。
他に使用可能部品としてスパイダーと呼ばれる留め具やプレート、鏡筒バンドなども保管してあるとの事で、当社でまとめて買取させて頂きました。
さすがにVX6の鏡筒の在庫等は当社にも無かったので、動作未確認状態ではありましたが、主鏡にも副鏡にも特に外的ダメージは見られず、バンドやプレートもまだまだ使えそうな状態でございました。
上の写真が主鏡を横から見たところです。比較的キレイな状態ですね。
ファンが付いているのですが、この部分の動作確認は出来ませんでした(汗)。そもそもこのクラスの品物にファンが必要なのか?とも思いましたが出来れば回してみたかった(笑)。
副鏡には多少傷がありましたが観測には影響を及ぼさないであろう程度でしたし、再利用は十分に可能であると判断させて頂きました。
実はこうした高価な天体望遠鏡や入手が困難な天体望遠鏡のパーツ類って一部の天体観測ファンには一定の需要があるんです。
私の知り合いにもこうしたパーツをジャンク品として購入して組み合わせて自作天体望遠鏡を作ってしまう方がおられます。
勿論、同じVX6をお持ちの方が交換修理用に欲しいと思われる事もあるでしょうし、長く使いたいという方が万が一の時の為にこうしたパーツを保持しておかれるなんて事もあるでしょう。
大概の場合は先ほどの様なアクシデント(鏡筒の破損など)があると丸ごと天体望遠鏡を捨ててしまわれるかも知れませんが、もしお持ちの壊れた天体望遠鏡が高価な機種だったり希少価値のある機種だったりする場合は処分される前に是非お問い合わせ下さい!
今回のお客様も「ダメ元」という言葉を使われていましたが、こうした希少なパーツは決して無価値ではないんです。
ちなみに、お客様としては無料で引き取って有効活用してもらえれば・・・といった感じであったのですが、しっかりと買取額をお付けいたしております。
という事で、今回はかなり珍しいご依頼でございました。
こうした希少パーツの買取も随時行っておりますので、倉庫整理やお引越し、遺品整理などでこうしたパーツが出てきた際には是非お問い合わせ下さい。
勿論パーツだけでなく、まとめて一式の買取も喜んで行わせて頂きます。
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