ご覧頂きまして有難うございます。
今回は状態に難点のあるタカハシ製のTS式65mm屈折赤道儀P型というモデルをフルセットで買取させて頂きました。
気付けば
これ、平成では最後のブログとなりますね(笑)。令和になりましても引き続き弊社を宜しくお願い申し上げます!
さて、今回どうにか買取という形でお譲り頂いたこちらのお品物ですが、鏡筒のレンズに大きな曇りが発生しておりました。
下の写真でお分かり頂けますでしょうか?
ここまでいくと、流石に天体観測に直接影響するレベルでございます。
お問い合わせの際はずっと使っていなかったので綺麗な状態です!とお聞きしていたのですが、お客様はレンズの状態までは確認せず、収納の木箱を開けただけの状態で内容のご判断をしてしまったとの事でした。
かれこれ40年くらい前に発売されている様な機種(モデル)となりますので、ずーっと使っていなければ流石に曇りやカビは発生している場合がほとんどです・・・。
定期的に防湿剤など入れ替えて頂いていればレンズの状態は維持出来ますが、そこまでは面倒を見ていないとお客様は残念がっておりました。
それでも幸い赤道儀の通電確認も取れましたし、曇り以外で見れば本当に使用感の低い品物ではございましたので、数千円という金額ではありますが買取額をお付けして引き取らせて頂きました。
お客様のご年齢が70歳を超えたという事で、重たくて運べない機材類は今後どんどん処分されるそうで、今回は古くても良い物であれば買い取ってくれそう!という期待感を持って当社へお問い合わせを頂いておりました。
どうにかお客様のご要望にお応え出来てよかったです!
木箱の重量と合わせるとゆうに20Kgくらいあるのでは?と思える重量ですので、ご年配の方にはちょっと扱い辛いですね。
お役に立てた様で、当社スタッフ一同、ホッとしております!
木箱に入っている天体望遠鏡
さて、今回の様に木箱に入っている様な天体望遠鏡、しかもそのメーカーがタカハシ製であった場合は買取出来る可能性が比較的高いのをご存知でしょうか?
現在ではアルミやジュラルミンなどの金属製のケースに入っている場合がほとんどですが、数十年前は今回の様な木箱が主流でした。
そして、比較的高価な品物がこの木箱に納められていた傾向があります。
こうした品物を欲しがっている天体観測ファンの方はオールドタイプの機種に詳しい方やご自身の愛機を修理する為に部品を取りたいという方が多いので、現在では入手が難しいという事から今でも再販出来る品物が多いのです。
元値が安価な品物の場合は正直全く需要がありませんが、元値が数十万円する様なアイテムだった場合は多少状態が悪くても今回の様に買取が出来る場合があったりします。
これから天体観測を始めたい!という方には間違いなく売れませんが、昔からのオールドファンには垂涎の品物になったりするのが面白い所ですね。
今回のTS式もちょっとしたメンテナンスしか出来なかったのですが、現状で構わない!という、とある光学系の業者さんにお売りする事が出来ました。
遺品整理などでこうした木箱入りの天体望遠鏡が出てきた!という方も多くいらっしゃいますので、もしそうした場面がありましたら是非当社へご相談下さい!
買取が出来るかは微妙な部分もありますが、出来る限りのご提案を行わせて頂きます!
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