タカハシ FC-76 を高価買取|フローライト鏡筒の人気は現在も健在
ご覧いただき誠にありがとうございます。本日は、2月下旬の肌寒さが残る中、東京都世田谷区にお住まいのお客様より天体望遠鏡の買取依頼をいただき、出張査定にお伺いしました。
世田谷街道は相変わらず混雑しており、余裕を持って出発したものの予定より約30分遅れてしまいました。まずはお客様へ遅延のお詫びをお伝えし、快くご対応いただいたうえでご自宅2階の趣味部屋へ案内いただきました。
“趣味部屋” と呼ばれる空間には、天体望遠鏡が2セット、ギターが3本、サーフボードが2本など、整然と並べられたアイテムの数々が圧巻の状態でした。今回手放されるのは天体望遠鏡1セットのみとのことでしたが、その理由を伺うと「新しい望遠鏡を購入したら奥さんに叱られてしまったので、プラマイゼロにするため…(笑)」とのこと。
真面目に整理整頓されていて防湿庫も完備されていたのですが、部屋の広さとご家族の感覚はまた別問題ということで、苦渋の決断で FC-76 の売却に踏み切られたそうです。
今回のお品物は非常に状態が良く、光学系にもくもりやカビは見られず、付属品のヘリコイドの動作も滑らかでした。そのため査定額は事前案内通りの満額で決定させていただきました。
これほど良い管理状態のタカハシ製鏡筒は中古市場でもすぐに売れるため、当店としてもぜひ積極的に買取したいモデルの一つです。
タカハシ FC-76 の詳細スペック
今回買取した タカハシ FC-76 の基本スペックは以下の通りです。
| メーカー・型番 | 高橋製作所 FC-76 |
| 形式 | フローライト・アポクロマート |
| 発売価格 | 約17万円 |
| 口径 | 76mm |
| 焦点距離 | 570mm |
| 寸法・重量 | 656mm・1.9kg |
| ファインダー | 6×30mm |
FC-76 の特徴と人気の理由
FC-76 は、タカハシ鏡筒らしいシャープな結像と美しい星像に定評があり、肉眼観望でも写真撮影でも十分な実力を持つフローライト鏡筒です。
全長がコンパクトで重量も2kgを切るため、屋外への持ち運びが非常に容易で、観望派のユーザーには特に人気があります。
同社の FC-100D シリーズとフォルムが似ており、軽量鏡筒らしい取り回しの良さが魅力です。
さらに、鏡筒が分割できる構造のため収納・運搬性も高く、遠征観測をされる方にも好評です。
近年は中古でも良品の流通量が減ってきており、美品の FC-76 は入荷してもすぐに売れてしまう傾向があります。タカハシ製品は全般的に価格が落ちにくいこともあり、買取相場も安定しています。
初めてタカハシを検討するユーザーにとっても扱いやすい鏡筒であり、「初めてのタカハシ」として選ばれることも多いモデルです。
赤道儀との相性と中古市場での評価
FC-76 を最大限活用するには赤道儀選びもポイントとなり、特に同じタカハシ製赤道儀との組み合わせは非常に人気があります。
携帯性の良い鏡筒との相性は抜群です。
また、ビクセン 高級鏡筒の中古需要とも近い市場特性があり、中古望遠鏡全般の動向としては
Vixen SD103S 鏡筒の買取報告
が参考になるかと思います。タカハシはワンランク上のブランドとして評価されやすく、良品はさらに高価買取になりやすい傾向があります。
買取価格を高く保つポイント
FC-76 は光学系の状態が査定額に直結し、特にレンズのクリアさ・カビの有無・接眼部のガタつきなどは厳密に確認します。
さらに付属品の有無は重要で、ファインダー、鏡筒バンド、説明書、元箱などが揃っていると査定額が上がります。
撮影アダプター類が揃っている場合は特に評価が高く、セット売却では個別査定より有利になることも多いです。
まとめ|タカハシ FC-76 は依然として需要が高い鏡筒
シャープな光学性能、軽量ボディ、携帯性の高さと、複数の強みを併せ持つ FC-76 は、中古市場でも継続的に高い人気があります。
状態の良い個体は特に早く売れるため、手放すタイミングとしては現状は非常に良い時期といえます。
当店では即日査定・出張買取にも対応しておりますので、売却をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。










この記事へのコメントはありません。