ご覧頂きまして有難うございます。

今回はかなりの年代物である天体望遠鏡一式を無料引き取りさせて頂いた件をご紹介させて頂きます。

オールドファンの方であればご存知かと思いますが、

昔Ｖｉｘｅｎ（ビクセン）から発売されていた「ＳＡＴＵＲＮ　ＲＰ－１５０」という天体望遠鏡です。

似た様なシリーズだと思いますが、「ＴＡＩＴＡＮ」（タイタン）という機種もありましたね。

今回はお客様から「２０～３０年前の古い天体望遠鏡が倉庫から出てきたんだけど、捨てるにもどうにも動かせなくて困ってます。タダでも良いので持って行ってもらえないでしょうか？」とのご依頼を頂きました。

正直に申し上げますとこのくらいの年代物でいわゆるジャンク品の状態ですと無料引き取りすら出来るか微妙な部分もあるのですが、今回のお客様自身もあまり天体望遠鏡に詳しくないとの事。

なので痛みがどの程度なのか、付属品が全て揃っているのか、などは分からない・・・と仰っていました（汗）。

実は息子さんが昔使っていた物だったのですが、息子さんに「邪魔だからどかして！」とお願いしたところ「しばらく帰省出来ないから勝手に処分しといて！」と返されてしまったそうです。

しかしながら、とにかく総重量がかなりある機種ですのでご年配のご夫婦ではどうにも出来ない・・・と当社へお問い合わせ頂いた次第だったのです。

そうなりますと、これ以上アレコレお伺いしてみても詳細は不明なままかな？と思いますよね（笑）。

たまたま当社事務所からさほど遠くない日野市に現物が置いてあるという事でしたので、一度状態の確認をさせて頂くべく取り急ぎお伺いさせて頂く形になりました。

お伺いしてみて実物を確認したところ、かなりホコリっぽい・・・（汗）。多少オイル滲みも赤道儀付近に見られます。

鏡筒の中身を覗いてみると主鏡にうっすらカビの様な曇りも見られます。副鏡も似た様な状態でしたし、ウェイトなどの金属部分には錆びも発生しています。

それでも、どうにか中古需要は確保出来るのではないか？と考えまして無料での引取りをご提案させて頂きました。

お客様からも「こんな状態なので幾らかお支払いしないと思ってましたけど、本当に助かります！」と感謝のお言葉を頂く事が出来ました。

錆びなどはあったものの、ある程度ハンドルなどの操作が出来る事が判明しましたし、アイピース類は思ったよりは軽症でしたからね♪

勿論現役で即、使用出来る状態のＳＡＴＵＲＮであれば買取額もお付け出来たのですが、この状態でも無料引き取り対応が出来るのは「比較的当社事務所から近かった」という部分も要因の一つです。

実はかなり大きな架台と赤道儀が問題になり、遠方からの引取りというのが実際には難しいのです。

今回は直接お伺い出来る範囲のエリアでしたので、足を２分割して更に赤道儀と鏡筒の４つに分けて運び出しましたが、これが遠方となるとお客様に梱包と発送をお願いしなくてはなりません・・・。正直難しいでしょうし、分解しようとしまいと、送料が高額になる為に対応自体が難しくなってしまうのです。

大きな１個口でも小さな３個口であってもそれなりの送料が掛かってしまうので、再販してもコストの吸収が出来ないという訳です。

古い天体望遠鏡の引取り、ご相談下さい

※上の写真は「ＣＸ－１５０」というＭＩＺＡＲ（ミザール）のかなり古い天体望遠鏡です。

今回の様に古い天体望遠鏡でジャンク品に近い状態であったとしても、無料で引き取りしたり買取額がお付け出来たりという事はよくございます。

「昔使っていた機種をもう一度使って楽しみたい！」という方や「ずっと使用していた天体望遠鏡が壊れてしまったので交換部品を探している」という方など、古い型式でも一定の需要がある場合があります。

古い型式はメーカー修理のサービスを終了してしまっているケースがほとんどなので、直したくてもどうにも出来ない事があるのです。そこで同じ機種のジャンク品から部品取りしたい！という需要が生まれるのです。

特に、購入当時の価格が高価な場合はその傾向が強いです。

数十年前に奮発して数十万円で購入したが、今はホコリを被ってしまっている・・・なんて天体望遠鏡は眠っていませんか？

もしご処分をご希望であれば是非ご相談下さい。すぐ使える状態ではなくてもメーカー・型番によっては買取やお引取りが出来るかも知れませんよ♪