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さて今回はあまり聞きなれないメーカーの赤道儀を買取して参りました！

五藤光学研究所という名前を皆さんはご存知でしょうか？

当社の

スタッフでも知る・知らないが二分されたこちらのメーカー、それもそのはず五藤光学研究所のメインの製品・売り物は施設などに設置されるプラネタリウムだったりするのです。

しかもそのプラネタリウムの販売先は海外に渡っており、世界シェアとしても４０％を誇っているそうです。完全に超一流メーカーですね！

勿論国内のシェアはそれ以上に多く（６０～７０％）、まさにプラネタリウムのトップメーカーと言えます。

ちなみに家庭用の小さなプラネタリウムなども手掛けていたりして、しっかりと天体観測の世界の裾野を広げてくれている企業でもあります。

残念ながら個人向け天体望遠鏡の事業からは撤退していますが、いまだに根強い人気のある品物も多く中古相場でも比較的人気の高いメーカーだったりします。

そんな五藤光学のアイテムを今回買取させて頂いたのですが、勿論触れるのも初めての経験となりました。なにせ個人向け天体望遠鏡事業の撤退からかなり時間が経過しておりますので、私の様な新参者にはなかなかお目に掛かる機会が無いのが現実なのです。

当社スタッフでも「知っている」と答えたのは４０代後半の専門スタッフなどで言うならば「ベテラン天体観測ファン」でした（笑）。

それにしても綺麗なキャンディーブルーの様なカラーリング（正式にはメタリック・ブルーと表現されている様です）が素敵ですね。今回のお品物は残念ながらジャンク品としての買取とはなりましたが、４０年近く前の製品でジャンク品にも関わらず買取額がお付け出来るのがある種凄い事だとも思います。

事務所に持ち帰ったところスタッフ皆がなめ回すようにこの架台を観察していましたので、やはり知識のある方などにはとても価値のある品物なのだと実感いたしました。

Ｍａｒｋ－Ｘの詳細スペック

五藤光学研究所の他製品

前述の通り既に個人向けの天体望遠鏡事業からは撤退してしまっている五藤光学研究所ですが、撤退前には以下の様な製品を手掛けていました。

○生徒用望遠鏡（ＳＴ－５型など）・・・いわゆる学習用望遠鏡。１９６０年代から発売され、学校への天体望遠鏡の普及などに寄与しました。

○屈折赤道儀（６ｃｍ～８ｃｍ）・・・この辺りのサイズは「小型」屈折赤道儀に分類されています。

○反射赤道儀（１０ｃｍ～１６ｃｍ）・・・１０ｃｍタイプ２種、１６ｃｍタイプ１種を過去に製造・販売していました。

○大型望遠鏡・・・１５ｃｍ＆２０ｃｍの屈折赤道儀や４０ｃｍ＆６０ｃｍの反射式赤道儀も手掛けていました。

現在でも事業として行われているのはやはり主にプラネタリウムや天文台などに関する事業の様です。プロデュースからコンテンツの制作、運営のサポートまで幅広く行っており、まさにハード・ソフトの垣根を越えて天文分野・光学分野を牽引する企業として大きな存在となっています。

当社ではこうした事業撤退してしまっているメーカーの天体望遠鏡や赤道儀、アイピースなどの周辺パーツも機種・型番によってではありますが引き続き取り扱って参ります。

ユーザー、オーナーの方でご不要でいらっしゃるのであればメーカーや型番に関わらず、是非当社へお問い合わせ下さい。

買取やご処分のご相談に乗らせて頂きます！